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6 【講演1】生存科学と精密農法の日本モデルの紹介
 東京農工大学 農学部 教授 澁澤 栄
       
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生存科学と精密農法の日本モデルの紹介
2003,3,11
 東京農工大学 教授
澁澤 栄氏
 東京農工大学の澁澤です。年度末のお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。本日は農工大学が採択されました21世紀COEのプログラムについて、若干お知らせしまして、それから精密農法日本モデルについて紹介します。

 COEというのは、Center of excellenceの略で、国際的な教育研究拠点をつくることが狙いであります。農学部と工学部が連合して、文部科学省のほうに提案しました。私どもの分野では130件以上の課題が公募されまして、競争率6、7倍だったのですが、かろうじて残りました。そこで、農工融合の特色を生かしたプロジェクトのひとつとして精密農法というのがあります。COEプロジェクトのテーマは「新エネルギー」それと「物質代謝と生存科学の構築」です。これは実際、面接試験を受けるときに作った図です。新エネルギーとは、化石エネルギーではなくてバイオマス起源のエネルギー、それと太陽電池を使ったエネルギー、あるいは風力のことです。このような自然のエネルギーを利用しようということです。そして、物質代謝というのは実はリサイクルのことであります。コンポストを含めてのリサイクルです。この2つのキーテクノロジーといいますか、この課題を解決しながら文明の存続を考えてみようという、大それた課題であります。

 実はこの生存科学というのは名前だけですと非常に宗教的な色彩の感じを持つのですが、この場合には我々の文明をこのまま持続させる為の技術というのが狙いであります。既に石油が100年も経たずに枯渇するとか、地球温暖化が15年くらいたったらかなりひどい状態になるとか色々言われております。そこで我々農工大学が目指す生存科学は4つの融合・結合で考えてみました。1つは農業分野と工業分野の融合。これを実際地域に落としますと、都市部と農村部の結合ということです。もう1つは、物質代謝、つまりリサイクルとエネルギーとの結合を考えるということです。物質代謝とはリサイクルのことで、すぐ分別収集をどうしようとかこういう話になりがちです。エネルギーについては、電力会社が新しくプロジェクトを組むといった話になってしまいまして、今のところ、リサイクルというもの、そこでエネルギーを作るというはなかなかうまく結合していません。ところが、例えば生ゴミを燃やすと熱が発生しますから、そこから電気を作ろうというようなことは、現実には考えられておりまして、そのようなリサイクルシステムとエネルギーを産出する仕掛けを同時に実現でるような方策を考えてみよう。3つ目は開発と制御の結合。これは一般的に南北問題だけでなくて、よく説明しなくてもお分かりだと思います。4つ目は、自然科学と社会科学というのを別々にしていたが、それを融合してみよう。それはスローガンだけ言ってもなかなかうまくいかないので、そういう人たちが集まって、色々議論できるような場所を作ろう。「トポス」というのはギリシャ語で場所という意味ですが、そういう場所を農工大学で作ります。それが提案の主旨であります。これには太陽、風力エネルギーをやっている研究者やバイオマスの研究者、あるいは農業経済、あるいは外国人などいろいろな方々を集めて、1つの場所で討論なり、共同研究をする場所をつくる。これが農工大学のCOEであります。その一貫として外国人の教官、研究者というところで、本日はビジネスコンサルタント、精密農法で非常に造詣の深いビジネスコンサルタントをお呼びしてこの議論の場に入っていただこうというのが主旨であります。
    
 
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