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コラム
 
最近の食品スーパーにおける野菜の流通と消費者行動 2002年 8月2日 講師 株式会社ヤオコー 青果担当部長 塩原 淳男
3 最近の食品スーパーの動き
 

●専門店化

 現在は、こういう業界を見ても、何屋であるのか明確な所が好景気だと思いますね。例えば本庄にヤマダ電機ありますよね。あれは絶好調ですね。今日本一の売上だといっていますけども、あれだけの規模を持って電機のことなら全部出来ますよと、専門店に特化しているところが非常に絶好調である要因と思います。去年まで絶好調だったユニクロも、何だか叩かれていますけども、まだあの分野では他とは違う優秀なところだと思うのですね。いわゆるプロの集団だけがお客様のニーズに対応できているということだと思うんですね。もの凄く専門性に特化されている、狭い分野でいかに専門的な力を発揮できているか、もしくは品揃えが豊富にできるかっていうことだと思うんですね。だからあれもこれも品揃えしているところ、例えばそこのサティさんは、閉めるっていっていますが、いわゆるGMS、我々がいっている総合スーパーですよ。ダイエーさんしかり、サティしかり、全部業績があまりよくない。ヨーカドーさんだけはまぁ良いって、いっていますけど、我々小売業界では大きなクエスチョンマークがついている。ああいう色んな商品を扱っているところっていうのは、今後だめになっていくのだろうなって思うのですね。だからヤマダ電機みたいに電機なら電機だけ、これから例えばパソコンならパソコンだけにしていくところが、もっと大きくなっていくと思うのですね。パソコン買いたい人は品揃えが豊富にあるところ、でもそこには冷蔵庫は売ってない、テレビも売っていません。それは、専門的に応えられるところがこれから小売業界では生き残っていくだろうし、強くなっていくだろうということはもう明確だと思うのですね。

 我々も、そういうことで食の専門店になろうということが方向として出始めたのですね。だから食事に関しての専門店を目指そうということですね。スーパーマーケットもサティやダイエーと比べて何が違うの?ていうと大して変わらないわけですよ。ですからもっともっと八百屋の専門店、魚屋の専門店、という形にしていかないといけないっていうのが方向性だと思うのですね。歴史的にスーパーマーケットは、いわゆる八百屋さん、うちも八百屋だったのですけど、魚屋さん、肉屋さんていうのが業界のシェアを取ってきたというのが歴史的な経過としてあります。それはいわゆる専門的な、プロの人達を駆逐して生きてきたんですが、現実としては我々の売り場の最先端にいる人間は、プロはいません。全くいない状況です。それは自分を含めてもプロとはとてもいえない、それではいけないんですが、20年もやっていますから。まだまだプロといえるほどの業種にはなっていない。それがスーパーマーケットもしくは総合スーパーの全部にいえるところだと思うのですね。素人が運営している集団が残念ながら今の小売の現実ですね。それは、もうお客様からしてみたらそんなところには買い物にいけない、もっとプロの人たちが自分の必要とする情報や必要とする商品をタイムリーに届けてくれるところにしか行きませんよと、いうのが今のお客さんの本当の意識だと思うんですね。だからまだまだ我々はそういうところに応えられていないということだと思うんです。そんな現在の小売の状況では先程いった大型の総合スーパーは傾いていくでしょう。

●外国資本の進出

 最近、外国資本が入ってきています。カルフールとか聞いた事あるかと思いますけど、そのカルフールとか、それからウォルマートという世界一の小売業が西友と手を組んで入ってきますので、これから我々は、いつ踏み潰されるか判らないような環境でやっていかなきゃいけない、益々厳しくなっていくんだろうなって思います。今年の10月には私どものドミナントといわれている、狭山から川越のところにカルフールが10月にオープンしますが、そこだけの3店舗で100億円くらいの売り上げがあり、その真ん中に出来ますんで、そこでの影響は、多分営業利益が三分の一くらいになるっていう位の大きさです。小売業界は今いったようにいきなり隣に総合店が出来ちゃいますと、昨日までのうのうと商売していたのが一気に食べていけなくなるといった厳しい環境にあるのです。

●競争激化と夜間営業の拡大

 さっきいったようにお客様の変化があり、特にレストランも影響大ですね。ファーストフードのマクドナルドとかありますけども、そういうチェーン店との競合も考えていかないといけない。それからコンビニエンス・ストアーですね。コンビニエンスともかなり競合している。スーパーマーケットはどんどんコンビニエンスに食われているっていうのが事実ですので、これからどんどん夜の営業が長くなっていくと思います。今うちは9時までしか営業しませんけども、東京の方では24時間というところがたくさん実験としてやっていますし、まぁアメリカとか他の国を見ても24時間営業というのは当たり前になっていますので、益々夜をターゲットにした商売っていうのは盛んになっていくだろうと感じています。我々何としてもそんなに働きたくないものですから、9時でやめて欲しいと思うのですけど、いかんせん12時、1時とか、いっちゃうだろうと。今1時まで営業しているスーパーがありまして、そこの状況を聞いてみますと非常に好評だそうです。夜中の10時に最大の売上ピークが来るそうです。そこはそんなに都会じゃないのですけど、夜中の10時がピークで、それをよく分析すると、奥さんも働いていますし旦那さんも働いている環境だと、仕事が終わって家に帰ってまず食事をとって、一段落して9時・10時ごろ、じゃあちょっと買い物にいこうよと。今までは恐らく帰りの5時・6時に忙しく買い物をして、それで夕飯を作ってというパターンだったと思うのですね。そこがちょっと逆になってきたんじゃないかなと。先に食事をしてゆっくりして、9時・10時の余暇を使って買い物に行くと、いうのが確かにそう考えてみるとそれの方がゆっくり買い物できるし、まぁ親父を引っ張り出して荷物持ちにはできるし色々メリットがあるのかなって、そこが買い物の1番ピークなのですね。だから益々夜を考えた商売っていうのを考えていかなきゃならないのかなって、今そういう時代になっていますね。まぁいずれにせよ小売の業界では先程いった、特定の分類ですね。ある1カテゴリーに絞って品揃えであったりサービスであったり、まぁ値段を含めてですけども、いかに買いに来てくれるお客さんに、特定の分野でのプロとしての応対ができるかどうかっていうことだと思いますね。そういう時代に変わってきているといえます。もしくはそう変わらないと生きていけなくなっているというのがこの業界だと思うんです。

 
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